つまみの女王

2、3年おきに引っ越しを繰り返すジプシー女のグルメ日記。2016年からはバンコク市民。タイめしを食べつくすぞ!

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池川さんの葡萄畑&シャトー酒折訪問記

シャトー酒折マスカットベリーA、キュヴェ・イケガワでおなじみの、池川さんの畑を訪問させていただきました!地域の名前でも畑の名前でもなく、栽培家の名前がついたワイン。ものすごい存在感です。

念願のキュヴェ・イケガワの葡萄畑はとても居心地のよい場所でした。棚だけど適度に日が差し込み、足元には草がふかふか。きれいに葡萄が揃って生っている様子はまるで中世の宗教画のごとく。葡萄の幹にもたれかかってのんびり本でも読みたくなります。



池川さんの葡萄はほとんど病気に悩まされないそうで、その理由は「葡萄が健康だから。」では健康な葡萄を育てる秘訣は何なのか?その秘密は視点の違いにあるようです。

そもそも葡萄は自分の力で美味しい実をつけることが出来る生物。「99%は葡萄がやる。人は残りの1%を手助けしてあげるだけでいい。」人間の都合を押し付けるのではなく、いかに自分が葡萄と同調できるかがポイントだとおっしゃいます。例えばそれは垣根を仕立てる時に、教科書通りにやるのではなく、その葡萄が何度の角度で枝を伸ばしたがっているのかを見極めて、その角度にしてあげること。

確かに自分が葡萄の立場だったら、「外国ではこうやってるから」と無理やり型にはめられても、「こちとら日本人なんだよっ!」ってストレスたまるかも(笑)



また葡萄畑は一つの生態系であり、どんな草が生えているかを観察することによって土中の状態がわかる。草生栽培も「草を生やす栽培」ではなくて、「草を生かす栽培」なのだとおっしゃいます。人間目線ではなく、いかに葡萄や草や微生物の立場になってものが見えるようになるか、それが池川さんのお話の根本のような気がしました。

でもそれが出来るようになるのはかなり大変なのでは?と思いますが、醸造用葡萄の栽培理論はマニュアル化が可能とのこと。現在知人の教授と共同で作成予定だそうで、これは完成がとても楽しみです。

ただ、「一流レストランのレシピに沿って料理したとしても、一般人がシェフと同じレベルのものは造れない」ことと同じように、最終的には栽培家の感性にゆだねられる」とのこと。



品種に関しては、甲州、ベリーAのほかに山梨で可能性がありそうなのはシラー。ボディのあるよいものができそうとのことです。

池川さんからは様々なお話を伺いましたが、本当に高いところを目指している熱い思いがビシバシ伝わってきました。「毎年、今年が最後という思いで、今まで積み上げてきたものを活かせば必ず今までの中で一番よいものができる。100%出来ることはやる。」と迷いの無いまなざしで話された姿がとても印象に残っています。



畑を後にして、キュヴェ・イケガワを仕込む井島さんにお会いするためシャトー酒折へ。マスカットベリーA・樽熟成とキュヴェ・イケガワをバレルテイスティングさせていただきました。

セラーの樽を見るとなにやら楽しげならくがきが…。こちらは私も隠れファンのシャトー酒折ブログの筆者が樽熟中のフレーバーを絵で表現したものだそうです。この日彼女は暗闇ウナギイヌのTシャツでお仕事中。赤塚不二夫追悼Tシャツでしょうか!?かなりセンスを感じます(笑)。



さてベリーA、樽熟成のものは年を追うごとにエレガントになっていく印象。どんどんシンプルな造りになってるのかな?と思いきや、実は造り的にはもっと手を加えているとのこと。対してキュヴェ・イケガワは池川さんが手を加えることを許してくれないので(笑)醸造はとてもシンプル。葡萄の味をストレートに出したワインだそうです。以前のビンテージは赤いイメージがあったのですが、樽熟中のものはもう少し濃い色の果実のイメージ。

個人的には、池川さんの葡萄を井島さんが自由に仕込んだワインを飲んでみたいな。きっとむちゃくちゃ美味しくなりそうです。

醸造と栽培、其々の分野のプロ同士が最高のパートナーシップの元造りだすワイン。これからどんなものが生まれるのか、とても楽しみです。

池川さん、井島さん、お忙しい中本当にありがとうございました!
  1. 2008/08/16(土) 07:00:00|
  2. 日本のワイン|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:9

コメント

いや~~池川さん、お熱い方ですね~~
一度、一緒に飲みたいですね。
シャトー酒折、いつ行ってもあのフルメンバーで迎えてくれます……ありがたい事です。。。
さてmimiさん、本を一冊でしたっけ……?
読んでいただきましょうか………熱中症で倒れます……
  1. 2008/08/16(土) 17:40:06 |
  2. URL |
  3. キヨ #-
  4. [ 編集]

>キヨさん
今度チーム酒折を「夜会」に誘ってください(笑)
本読みますよ~10月くらいに。。。
  1. 2008/08/16(土) 21:40:32 |
  2. URL |
  3. mimi #-
  4. [ 編集]

あの日の暑さと池川さんの熱さが甦って来ました(^^)

貴重な体験が出来て嬉しかったです。
樽のキュヴェ・イケガワを飲める日が今から楽しみです!
  1. 2008/08/16(土) 23:31:49 |
  2. URL |
  3. kaya #-
  4. [ 編集]

>kayaさん
あの日は本当に濃かったですね~!
樽のキュヴェ・イケガワが最終的にどんなワインになるのか、とても楽しみですね♪
  1. 2008/08/16(土) 23:51:59 |
  2. URL |
  3. mimi #-
  4. [ 編集]

mimiさん>実は先週の木曜日に、酒折の若手二人が夜会に参加してくれました。
  1. 2008/08/17(日) 02:10:28 |
  2. URL |
  3. キヨ #-
  4. [ 編集]

>キヨさん
おお~楽しそう♪この調子でいろんな人たちをつないでいってください!
  1. 2008/08/17(日) 22:52:41 |
  2. URL |
  3. mimi #-
  4. [ 編集]

キュベ池川はうまいです

5月にシャトー酒折に行った時、田島さんはお休みでした。まあ日曜日に行ったので当たり前なのですが、残念でした。先輩のIさんにも紹介してもらったのに(T_T)

そのときは、キュベ池川2006を1本だけ分けて貰いました。普通のベリーAも2本まで。良いワインは収量が限られてるのが残念ですね。

先日も甲府にキャンプに行き帰り道にシャトー酒折の前を通りました。宿泊施設が隣の山だったとは!!
  1. 2008/08/18(月) 10:10:01 |
  2. URL |
  3. ミヤパパ #-
  4. [ 編集]

とっても素敵な日でしたねぇ~
前回7月の始めにダーリンと行った時とは
また違って深~い味わいになっていてとっても幸せ気分でした。
あちこちの畑を巡る度に葡萄の不思議にハマっていきます(笑)
また、是非ご一緒しましょ☆
  1. 2008/08/18(月) 15:46:54 |
  2. URL |
  3. まっき@奥様 #-
  4. [ 編集]

>ミヤパパさん
田島さんでなくて井島さんでは…(笑)?「外国に比べると生産量がまだまだ少ない」と井島さんもおっしゃっていたので、今後増えることが期待できるかも?

シャトー酒折の隣の山でキャンプだったんですか!夜のワインは山梨産でしたか?


>まっき@奥様さん
先日はご一緒できて楽しかったです。現地に行くとよりいっそうワインが味わい深くなりますね♪
  1. 2008/08/18(月) 16:50:49 |
  2. URL |
  3. mimi #-
  4. [ 編集]

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