つまみの女王

2、3年おきに引っ越しを繰り返すジプシー女のグルメ日記。2016年からはバンコク市民。タイめしを食べつくすぞ!

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シャトー・メルシャン訪問記:惚れました

メルシャン勝沼ワイナリーで齋藤浩ゼネラル・マネージャーとお会いしてきました!あまりにも色んな思いが込み上げて、うまく文章にまとまりません。一言で表現するなら…齋藤さん、惚れました。

実はメルシャンを訪問するのはこれが2回目。前回は簡単な工場ツアーに入ってその後試飲というお決まりのコースを辿りましたが「観光客相手の大きいワイナリーだよね~。」という印象で終了。

しかし!昨年きいろ香を飲んで感動。そして長野メルローを飲んで感激。さらに齋藤さんとお会いしてその志の高さに共鳴。さらにさらに技術をどんどん勝沼のワイナリーに提供していることを知り尊敬。そしてとどめは麻井宇介さんの「ワイン造りの思想」を読んで魂をゆさぶられ、これはもう一度ちゃんとメルシャンを訪問しなければ…!という思いに駆られ再びメルシャン勝沼ワイナリーへ。齋藤さんにお話を伺うことができました。(長いので続きます↓)




甲州きいろ香と甲州グリドグリのリリース一週間前ということで、甲州のお話が中心に。きいろ香とグリドグリの開発秘話はざっくりと知っていたものの、詳しいお話を伺ってすごく対極的なワインであることを再発見。

きいろ香は新たに見つかった香りを前面に出したワイン。葡萄を早積みし、空気との接触を避けた状態で醸造したハイテクな一品。対してグリドグリは葡萄の風味あふれるワイン。スキンコンタクトをメインに葡萄のフレーバーを抽出しているそうです。

実際飲んでみても2006甲州きいろ香はとにかく鼻に抜ける香りが爽快。対して2006甲州グリドグリはボディに厚みがあり舌で味わうワイン。どちらもかーなーりー好みです。シチュエーションとお料理によって使い分けたい逸品。スタイルの違う甲州として、どちらもずば抜けたクオリティです。



しかし齋藤さん、「きいろ香もグリドグリもまだまだ完成形ではないんです。」とおっしゃいます。「例えばきいろ香は、だいぶ出来上がって来たんですが、でもそれで満足してしまうとそこでまた止まってしまいますから、固まってきたな~と思ったらまた違うことも考えて…そもそも甲州には香りが無いという固定観念があったのですが、そこから離れて香りの可能性を追求して生まれたのがきいろ香なんです。でもきいろ香の造りがまとまってくると、またそれで固定観念が出来てきますから、そこでまた他の見方もして…。」

それはまさしく「ワイン造りの思想」で浅井昭吾さんが書いていたことと通じます!「そうですね。浅井の言ってることは螺旋階段を登ってくようなことじゃないかと思うんですよ。最新技術を研究していくと、そのうち古い技術がまた目新しくなって古い技術を見直したりするんですが、でもそれは元に戻ってるんじゃないんですよね。一周しているようで、実は少し上のレベルにあがっている。そしてまた先端技術を試してみて、ぐるぐる回りながら少しずつ登っていく…そんなことを言ってたんだと思うんです。」



す…素晴らしい!!最先端の技術を持ちながらも、常に自らを反芻してさらに上を目指し、かといっておごることない謙虚な姿勢。ワインの造り手としてだけでなく、人として尊敬します。

そんなお話を聞きながら頂いたワインはどれも魂に響くもの。2005北信シャルドネ、そして2002桔梗が原メルローはどちらもしっとりとした美しいワイン。特に2002桔梗が原メルローは香りが本当に素晴らしい。桔梗が原の決まった区画の葡萄を粒レベルで選果して造られているそうで、飲み込んだ後に広がる香りとフィネスにうっとりしちゃいます。その魅力はまさに豊かな四季を持つ日本ならではの、たおやかな美しさ。



ところで今流行りの有機農法ような取り組みはされているんでしょうか?「良いワインを造るにはとにかく健全な葡萄を得ることが第一です。健全な葡萄を…と突き詰めていくと、限りなく無農薬に近づいていくと思うのです。でも、まずビオディナミや無農薬ありきだと目的が違うと思うんですよ。」と齋藤さん。

確かに!信頼できる造り手のワインは当然健全な葡萄から造られているわけで、ビオや有機の表示にだけこだわるのはおかしいですよね。あとは自分がちゃんとした造り手を見分けられるかどうか。審美眼を身につけなければ。

齋藤さんと別れた後、じわじわと感動と、尊敬と、信頼の思いが込み上げてきました。齋藤さん、本当に素敵な方です。そしてメルシャンも素晴らしい蔵だという敬意の念でいっぱいになりました。休日に長い時間を割いて頂き、本当にありがとうございました!

それにしてもメルシャン、紙パックワインの印象で損してます。勝沼のワイナリーに行ったらぜひシャトー・メルシャン専用の試飲ルーム『ラ・ヴィーニュ』 を覗いてみてほしい。有料試飲ですが、飲む価値ありです。というか、飲まずに帰るのはもったいない!
  1. 2007/03/08(木) 08:00:00|
  2. 日本のワイン|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

コメント

行きたい、行きたい!

mimiさんの情熱、伝わってきますよ!
メルシャンはナパに赴任されていた方がまたすばらしい方だったので、その方とも重なりました。会社に一本、大きな柱があるんですね、きっと。
勝沼ゆっくり滞在してめぐりたいですね・・・。
  1. 2007/03/08(木) 09:02:42 |
  2. URL |
  3. ちゃん・りー #-
  4. [ 編集]

>ちゃん・りーさん
そうか、ナパの造り手さん仲間だったんですね!どの方だろ?シャトー・メルシャンの皆さん、オープン&ポジティブマインドがカリフォルニアっぽいです。齋藤さんも「モンダビがナパに貢献したように、自分達も勝沼に貢献できれば」とおっしゃっていました。
  1. 2007/03/08(木) 10:48:25 |
  2. URL |
  3. mimi #-
  4. [ 編集]

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