つまみの女王

2、3年おきに引っ越しを繰り返すジプシー女のグルメ日記。2016年からはバンコク市民。タイめしを食べつくすぞ!

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学術的山梨ワインセミナー

東京都産業技術研究センター内循環型技術研究会の産学公技術交流会に参加して来ました。これだけ聞くとなんじゃそりゃ!?って感じですがメルシャンの小阪田さんとグレイスの三澤さんがセミナーを行うということで私はそれ目当てに参加。いわゆるワインのセミナーとは違い、学術的でなかなか興味深い内容でしたよ。

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山梨大学のワイン科学研究センターの研究活動の発表もありました。ワイン科学研究センターって工学部付属なんですね~。農学部系なのかと思ってました。特に最近は健全な葡萄の育成の研究に力を入れているそうで、「ヨーロッパ等では国を挙げて取り組んでいる課題ですが、日本でもやっとスタートしました。」とおっしゃっていました。

メルシャンの小阪田さんのお話で一番印象に残っているのは「日本ではエノログとソムリエを混同している。」ということ。これ納得。私も「ワインの資格取った。」と言うと「ソムリエ?」とほぼ100%聞かれます。以前ボルドーの5大シャトーのワインメーカーが来日した際、マスコミの方に「あなたはソムリエですか?」と聞かれてムッとしてたと言ってましたが、これはすごく失礼…。ソムリエはあくまでワインをサービスする人、ワインメーカーやエノログは造り手です。

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グレイスの三澤さんはドイツ、ラインガウの甲州のお話。4年前日本から苗木を輸入してドイツで育て、ドイツのワイナリーが醸造した甲州なのですが、桃を基調としたトロピカルフルーツ系の果実があり、酸もしっかりしていたとのこと。さらに樹勢の強い甲州では難しいと言われている垣根栽培をしていて、日本よりも2週間も収穫時期が遅く、酸ものっていて糖度も20度を超していたとのこと。これを参考にまた新たな甲州が登場しそうですね。

また甲州ワインは海外で注目されていて、需要に対し輸出量が全く追いついていないとのこと。勝沼醸造の甲州が今月からJALのファーストビジネスクラスで取り扱われるようになるそうで、海外へのアピールも順調のよう。

で国産ワインの未来はというと、大きな問題が二つあると。一つはワイン法が無いこと、そしてワインの価値観が共通出来ていないこと。たとえば濃縮を凝縮と言ってみたり、葡萄の皮を凍らせたらアイスワインと呼んでみたり、モラルや価値観が共有されていないと。これをクリアしないと、とおっしゃっていました。

ワイン法、とりあえず国産葡萄100%のワインとそうでないものの表示だけでも早くルールを決めて欲しいですね。
  1. 2007/02/09(金) 11:37:48|
  2. 日本のワイン|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:5

コメント

国産ワイン

ワインだけの問題で片づけることができないと言うことが難問ですね。
輸入した冷凍のあじを沼津で開いて干したら、国産のあじの干物ということも認められています。
中間原料までの輸入と、その後の加工を国内でやれば国産と認めるという基本方針を切り替えることになりますから、農水省も産業界も合意形成がたいへんでしょう。
ワインだけ切り離すと言うことができるかどうか、疑問。
  1. 2007/02/09(金) 23:22:52 |
  2. URL |
  3. 脳天気 #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

むむむ

へー奥深いですね。私もわずかながらワインを飲みますが、やっぱり日本のワインのほうが自分には飲みやすい。また、ワインに関してまだまだ敷居が高いと感じている友だちも多いので、是非その枠を取り払って、ワインの良さを伝えていってほしいと思います。私もmimiさんのお陰で少しずつワインに興味をもてるようになり、既成概念がくずれてきているので。
  1. 2007/02/11(日) 01:00:53 |
  2. URL |
  3. megu #-
  4. [ 編集]

国産ワイン表示

mimiさん
大変貴重なセミナーに参加されたんですね。

三澤社長とはドイツで一緒でした。
ドイツでは2年間、栽培・収穫に成功しているのに、日本では成功した例が皆無に等しいのは悲しい限りですが、甲州種の栽培特性を考えると、やはり棚に軍配が上がっているのが現状です。“ドイツでできて日本でできないはずはない”、がこれからの課題です。気候風土が違いますので、長期での取り組みが必要です。

表示問題では、現在、日本ワイナリー協会の自主基準というものがあって、国産ワインは、国産ぶどう、輸入濃縮果汁・バルクワインを使用し、国内瓶詰めしたものを言いますが、輸入ものを使う場合は、その内容をラベルに記載しなければならないことになっています。

ただ、全く罰則規定がない、自主基準ですので、守るワイナリーと守らないワイナリーの差が大きいのが事実です。大手はほぼ100%守っていると思います。中小でいかに遵守させるかが今後の課題でしょう。

もちろん個人的には輸入物を使ったら、国産ワインの表示はできないようにしたいんですが、そうなると国産ワインは今の1/10以下になってしまうでしょうね。国産ぶどうだけで造られたワインはそれだけ貴重なんです...。。
  1. 2007/02/12(月) 19:28:50 |
  2. URL |
  3. ワイン造ってる人 #-
  4. [ 編集]

脳天気さん
スーパーでの肉や魚は最近だいぶ表示がされるようになってきましたね。確かにワインだけの問題じゃないのが難しいところです。

meguさん
ワインは高飛車な印象が強いけど、本来ワインは農産物。日常生活に農業がある人にはワインは逆にとても身近に感じられるものだと思うよ。良いワインを造るのは本当に栽培でほとんど決まっちゃうくらいに葡萄が大事。だからワイナリーに行くと畑とか土とか剪定がどうしたとか、そんな話ばかりしています。ワインの魅力は育った土地の風土気候がそのまま個性として感じられるところだと私は思っているので、農産物としてのワインの魅力がもっと広まればいいなーと思っています。
  1. 2007/02/12(月) 20:03:59 |
  2. URL |
  3. mimi #-
  4. [ 編集]

ワイン造ってる人さん
週末はお忙しい中蔵を案内してくださってありがとうございました!表示問題、やはり消費者としては一目で国産100%かそうでないかが判るようになってほしいですね。中小で守っていないというのはもうモラルの問題…。法整備は時間がかかると思うので、今は個別に蔵を訪問して信用できると思う人のワインを購入することにしています。

国産葡萄は絶対数が少ないのですね。(10分の一とは!)ワイン用葡萄を専門に栽培する農家さんは増えることは難しいのでしょうか?コストの面がネックなのですか?

個人的には国産ワインが10分の一になっても国産葡萄100%のみにこだわってほしいと思っています。それにはやはりこだわる飲み手も増えないと、ですね。

またぜひお話を聞かせてください。よろしくお願いします!
  1. 2007/02/12(月) 20:22:40 |
  2. URL |
  3. mimi #-
  4. [ 編集]

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