FC2ブログ

つまみの女王

2、3年おきに引っ越しを繰り返すジプシー女のグルメ日記。2016年からはバンコク市民。タイめしを食べつくすぞ!

ホクレア号が運ぶ思い

エンジンはもちろん、コンパスも時計も地図も持たず、星や太陽の位置、波、風、雲、そして海の生き物の変化を元に太平洋を航海する船、ホクレア号。石器時代、文字すら持っていなかったポリネシアンの人々は自分をコンピューターとして、五感をセンサーとしてタヒチやイースター島、そしてハワイの島々を航海していました。

その航海方法は非常に正確で、例え空が雲に覆われて星や太陽が見えなくとも遠い島影を心でみることが出来るそうです。

200706hokulea2.jpg

そもそも私がホクレア号のことを知ったのはつい最近、オアフ島でのことです。ノースの伝説的サーファー、エディ・アイカウさんのことを知り、そして彼が亡くなったのがホクレア号での事故と知ります。そのホクレア号がなんと横浜に来る。しかもキャプテンはエディの親友であり事故の時の航海士を務めたナイノア・トンプソンさん。

そのナイノアさん他ホクレア号のクルーによる講演会が横浜で開催されるという。なにか強烈に引き付けられる思いがして、講演会に行って来ました。

200706hokulea4.jpg200706hokulea3.jpg

ホクレア号のストーリーから感じるのは、自然との完璧な調和。自然の前では人間は本当に小さな存在であること。そして私たちは自然に生かされているのだということ。。。

ナイノアさんは「日本は本当に美しい国です」と言います。そう。国内に居るとあたりまえすぎて見えてこないのですが、日本という国は本当に美しい。おだやかで豊かな恵みをもたらす自然、そしてその自然と調和しながら培ってきた伝統文化。何千年も、日本人は自然の神々を敬いつつも、親しみを感じながら生きていました。

200706hokulea.jpg

「広島や長崎は、平和への思いを基盤に再興された本当に美しい街でした。憎しみを元にすることだって出来たはずなのに。。。日本は、平和への思いが一人ひとりの心の中にしっかりとあることを感じます。平和を基本とされていることを。。。私たちアメリカは戦争が基本となってしまっています。それを変えることはもう難しいかもしれませんが、私はアメリカも日本のようであればと願っています。」とナイノアさん。

ハワイアンが自分達のアイデンテイティをなくしかけたように、日本でも西洋文化にあこがれ、伝統文化を恥じる時代があったと思います。でも今、外国人が、そして外に出た日本人が口を揃えて言うのは、日本は本当に素晴らしい文化と自然を持つ国だということ。そしてそれは世界に誇れるものだということ。

ナイノアさんをはじめとするクルーの言葉は魂にずっしりと響き、文章では表現できないほどのすごいバイブレーションに満ちていました。静かで大きい、あのハレアカラの朝日のような。。。


スポンサーサイト



  1. 2007/06/19(火) 05:00:00|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2